高級ホテルは、なぜ「高級」なのか?〜審美眼を鍛え、感性を磨く〜

高級と呼ばれるホテルが、なぜ「高級」なのか?
それは「宿泊費が高いから?」なのだろうか。
そんな素朴な疑問に向き合ってみました。

ホテルに溢れる芸術品、こだわり抜いたインテリア

ホテルに泊まり、何気なく館内を見渡していると、
様々なアート作品、そして選び抜かれたインテリアがあることに気づきます。

リッツカールトン京都

リッツカールトン京都には、源氏物語をモチーフとする400点のアート作品があります。
どこを見ていても「これも何かの作品なのかしら?」と感じさせるものばかり。

美術館ではないので「作品名/作者」が書いているわけではないので、分からないものがたくさんあるのですが、「価値が分かる人」に伝わる作品が置かれているのだと思います。

シャングリ・ラホテル東京

(左)ホテルの顔とも言える、バーラウンジ。館内には、50を越えるシャンデリアがあり、一気にラグジュアリーな空間に仕上げています。

(右)ロビー階、車寄せの地下ロビーにあるソファ。安定感のあるインテリアが訪れた人をもてなします。

マンダリンオリエンタル東京

(左)36階にある秘密の部屋「ザ・セラー」約800種、6,000を越えるワインを蔵酒されています。ワイン好きにはたまらない場所。

(右)館内に1,000を越えるアート作品。廊下を歩くだけでも美術館のようです。

 

芸術作品だけにおさまらず、ホテルに置いてあるインテリア、醸し出す空間、ちょっとした小物から、ホテルが成り立っていることを感じます。

 

リッツ・パリから見える、一流の世界

オテル・リッツ・パリ

パリの中心部にヴァンドーム広場という場所があります。
そこに1898年に生まれたのがホテル王と呼ばれる、セザール・リッツ氏が生み出した「オテル・リッツ・パリ」というホテル。
4年間の改装を経て、2016年6月にリニューアルオープンしました。


写真は「ウォールストリートジャーナルより

1937年のある日、世界的成功を収めたガブリエル・シャネルがリッツパリにスイートルームを借りる決心をし、それからの34年間その生涯を終えるまで、リッツに滞在されていたそうです。

 

34年の間に、少しずつ家具を持ち込み、客室全体すべてを自分好みへと改装してしまった彼女。この部屋は、そんな彼女がつくりあげたお部屋の思いを受け継いで生まれた「スイート・ココ・シャネル」という部屋になります。

 


そして、もう一人、ホテルリッツを愛した文豪アーネスト・ヘミングウェイ氏が、我が家のように愛したのがこちらのバーになります。

 

彼にちなんで「バー・ヘミングウェイ」と名付けられ、家具も装飾もかつての形が忠実に保たれているそうです。大切にお手入れをされて、守られ、時を経たものに、価値があることが伝わってきます。

 

この椅子に彼が座り、同じようにお酒を飲んでいたのかも…そう想像するだけでも、なんと豊かな時間なのでしょうか。

 

高級ホテルが「高級」になる理由

一流と呼ばれる人たちは、常に良いものに触れることを意識しているように感じます。また、良いものに囲まれて生きることが、感性を研ぎまし、新しい創造を生み出す方法だということを、経験と本能で知っているのです。

 

そんな、一流のお客様がいらっしゃるからこそ、ホテルは常に、細部まで、こだわり続けています。

 

本当に良いものを理解し、感じ取られるお客様が、
「あぁ。このホテルは居心地がいいな」
「良い空気感だ!」
「上質なものが選び抜かれている…」
と感じて頂けるよう、最大限の努力を惜しまない姿がそこにあります。

 

つまり「快適な時間を過ごして欲しい」という思いから、インテリアひとつ選ぶことにも、こだわりが生まれるのです。
それがたとえ、値が張ったとしても、見ているところは常に「お客様」なのです。

 

それが高級ホテルが「高級」である所以になると、私は感じています。

 

五感を刺激し、感性を磨かれる場所

ホテルに一歩入ると、ホテル独特の香りやアロマの香りに包まれたり。
遠くで奏でられる音楽がかすかに聞こえたり。
ホテルには、五感への刺激がたくさんあります。

 

高級と呼ばれる、ラグジュアリーホテルでは、
生花のアレンジを楽しむことができます。

 

私は芸術品やインテリアのことは、まだあまり存じ上げないのですが、
ホテルの中にある花を見て、季節を感じ、心を奪われることがあります。

ホテルにいると、琴線に触れる瞬間があると思います。
それは、アート作品かもしれないし、インテリアかもしれない。
アレンジしている生花の装飾、そこで働くスタッフさんとの出逢いかもしれない。

 

きっとその出逢いのひとつひとつが、
人生を豊かにする、物語のはじまりなのかもしれません。

 

審美眼を鍛える

この数年は特に、サービスや人との関わり、ホスピタリティが大変重要視されています。
もちろん大切ですが、ホテルにはそれだけではない、魅力がたくさん詰まっていることを忘れてはいけません。

 

建物、アート作品、生花の装飾、カトラリー、インテリアのようなハード面。
サインで差し出す際のボールペンひとつにまで心を配るのは、そこに至るまでの「思い」が形となっているから。

 

決して言葉では語ってはくれませんが、常に私たちを心から迎え入れ、思いを馳せると、応えてくれるような気がしています。


リッツ・パリを生み出した、セザール・リッツ氏は、「羊飼い」の家に生まれました。
15歳の頃から、ウェイターとして働き、ヨーロッパの社交界の人々の趣味や嗜好を学びとりながら、ホテルマンとしてのキャリアを築き上げ「ホテル王」と呼ばれるまでになったのです。

 

ホテルという場所から、学ぶことがたくさんあります。
空間から、今、座っているソファから。
一杯のコーヒーから。
眠る瞬間に包まれる柔らかなリネン類から。

 

私たちが「感じ取る心」さえ忘れなければ、
どんな時も、刺激と学びの「きっかけ」として私たちを迎えてくれています。

 

感じ取る心、上質なものに触れ、学び取る心の在り方を、このブログでは「Richesse Mind(リシェス マインド)」と、呼びたいと思います。

 

一流になるための目を養う場所。
それが「高級ホテル」なのかもしれません。

 

私自身もまだ知らないことばかりですが、空気感を感じ取り、芸術やそのホテルの持つ歴史、ゆかりのある人々から学びながら、日々の生活に活かしていきたいと思っています。

 

長くなってしまいましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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