ニュースリリース

コンラッド大阪オープン決定!ホテルオープンまでのストーリーに思うこと。

先週、大阪中之島にあるフェスティバルタワー・ウエストに「コンラッド大阪」が6月9日オープンすることが決定しました。

今まさにオープンまでの準備をされているコンラッド大阪。
まだ全容は明らかになっていませんが、とても楽しみですね!

コンラッドホテルって?

ヒルトンホテルの中でも最高級ホテル&リゾートの立ち位置で作られたブランド。
ヒルトン・ホテル創業者であるコンラッド・ヒルトンのファーストネームより名付けられています。

日本には、2005年にコンラッド東京(汐留)が初上陸。今年で12周年を迎えます。
もともとコンラッド東京が入った場所は、セントレジスも名前があがっていたそうですが、その時はコンラッドと契約に至ったというお話もあります。

 

▼コンラッド東京の詳細はこちらからご覧いただけます
http://tokyo-luxuryhotel.com/conrad-tokyo/hotelguide05/

ホテルがオープンする日まで…


ホテルというのは、ある日、ポンと魔法のように生まれるのではなく、土地があり、「その場所に立てたい!」と思う、ホテルの創業者、経営者の思いが存在がなければ、はじまりません。

 

コンラッドでは「Never Just Stay. Stay Inspired. (コンラッドに滞在すること。その街に出逢うこと。)」をテーマにしているので、その街や都市に寄り添った、ホテル作りを大切にしています。

 

日本であるなら、日本の良さを取り入れた、デザイン、設計を意識されていくということになります。デザインや設計が決まれば、建物を立てる人がいて、暑い日も寒い日も作業される工事現場の方、内装を手がける人がいるわけです。

 

ハード面が作られている間に、総支配人をはじめ、マネージャーが決まり、人事の配置が考えられます。スタッフを世界から集め、最高のスタートがきれるように、トレーニングが毎日繰り返されているはずです。

スタッフの中には、何年も前から「コンラッドで働きたい!」と、ヒルトンで修行を積まれていた方もいらっしゃるかもしれません。

 

スパに目を向けると、採用するスパブランドが決まり、マネージャーを海外から呼び、エステティシャン、セラピストはオープンするその日まで、技術を高めています。

 

グラスひとつ、フォークやナイフ、ナフキン。お皿。カップにソーサ。お部屋におくアメニティ。照明に廊下に置かれる美術品。ホテルのコンセプトに合わせた、心からのおもてなしを、目に見えるカタチに落としこんでいく姿も目に浮かびます。

 

あくまで想像ですが、きっとこの記事を書いている瞬間にも、たくさんの方がオープン日に向けて、努力を続けられているのです。

人の思いによって支えられている。


ひとつひとつに思いを馳せると、果てしない道のりがあることを感じ、本当に頭が上がりません。私自身の想像なんて本当に限られた世界だと痛感します。

 

ホテルという場所に限らず、私たちが暮らしている世界は、本当に人の思いの結晶であり、多くの人によって、支えられているんですよね。

 

私はこれまでホテルが好きと言いながら、ホテルに泊まることが好きで、ホテルに泊まっている自分が好きでした。自信がなかった私は、ホテルに行くことによって、自信をえていたのだと思います。未熟者で本当にすみません。

 

思い返すと、どんな時でも、ホテルは温かく迎えてくれていました。
大学時代からはじまり、アフタヌーンティーでお客様とお茶会をしていた時も、エネルギーチャージだ!と、ロビーに足を運んで深呼吸をしていた時も。

 

無意識のうちに足を運び、その空間に触れ、外の景色を観ながら、温かい紅茶を飲む。静かで穏やかな空間で、自分に向き合う時間をつくり、また頑張ろう!って思える場所、それがホテルでした。

 

それはきっと、そこにいるスタッフのひとりひとりが努力され、思いに満ちた場所であったからだと思います。何かがあったわけでなくても、人の思いによって創られた、その空間そのものが、人に強く影響を与えるものになっているのだと、今なら言えます。

 

もちろん、そこで体験することで得られる「感動」「驚き」の体験。ちょっとした一言、笑顔、安心感、たくさんの人によって支えられ、守られていたことも思い返します。

 

今は、その時には気づかなかった、点と点がひとつずつつながっていく感覚があり、心の中がじわ〜とあたたかいものが満ちてくる感覚を味わいながら、この記事を書いています。

 

今でも、ホテルが好きなのは変わりません。
ただ、ホテルに泊まっているその瞬間にも、たくさんの人に支えられていることを実感するようになりました。

 

実際にはお会いしたことがなくても、深夜にルームサービスをお願いすると、電話越しに笑顔でお話をされているコンシェルジュの方の顔が浮かびます。

電話越しに笑顔が見えるんです。
声から伝わってくる表情と心に、電話越しに自然と笑顔になってしまいます。

 

バターが好きなことが伝わっていると、次の日の夜にも「今夜もバターは多めにご準備いたしましょうか?」なんて言葉が返って来たりして「ありがとうございます!多めでお願いします!」と、そんな会話になるのです。(グランドハイアット福岡のお話

ランドリーをお願いすると、大礼紙に包まれて来ることでも「あなたのすべてを大切にしています」という愛を感じるのです。(リッツカールトン京都

 

ホテルという場所ではなく、実際に顔を見て声を交わす人、実際には会わない人も含めて、ホテルを通して出会う人がより身近になりました。それは、このくもりなき眼プロジェクトがはじまったから。

 

神様はどんな時も、人を見ていて、人がどんな思いで、何をしているのかを観ています。そして、目には見えないものを感じ取り、そこに応えていくのです。

 

多くの人を観ている人から学ぶ、ホテルの魅力は、とても温かく、人のぬくもり、人の思い、そして、たゆまぬ努力を感じる場所となりました。

 

私もしっかり、丁寧に、ひとつひとつに向き合っていきたいと思い、このブログを書いています。心と心をつなぎ、人と人をつなぐような気持ちです。

 

このブログを通して、人とホテルをつなぐようなそんな架け橋になることも、私の願いのひとつなのかもしれません…

 

最近、読んだ本でお気に入りの1冊。

コンラッドとは別ブランドではありますが、ホテル好きの方、ペニンシュラ東京がお好きな方にオススメの1冊。

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ホテルがオープンするその日までを、写真家の山口規子さんのレンズを通して知ることができます。

西陣織を用いた椅子、現代アートをホテル内に散りばめ、レセプションの壁は左官職人の技がひかり、デラックスイートのデスクは漆職人が手がける。ひとつひとつにストーリーがあり、ひとつひとつに人の手が関わっていることを改めて知ることができる1冊です。

 

そして、自己啓発本としても多くの方に読まれ続けているベストセラーの1冊。

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こちらの本を読むと、リッツカールトンが生まれるまでの創業者やマネージャーのストーリー。そして、リッツカールトン大阪が生まれ、人と人がつながり育っていく話も垣間みることができる、大好きな1冊です。

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